2022年も年果つ時期となりました。2020年初頭から猛威をふるったコロナウイルスも、人々の慣れによって以前のように経済優先されることとなりましたが、私たちのところはまだコロナ感染で自宅待機といった感じです。
コロナ禍で約3年ちかく考える時間を頂きました。「とは言え、経済は大事でしょう」という言葉が優勢だった頃から一転し、経済(お金)の価値さえも下落しはじめ、人々は経済に頼らない「幸せ」を選ぶひとが多くなってきました。富裕層と貧困層という言葉で分断されるようになりましたが、私たちのような貧困層は経済的な豊かさだけが劣るものの、それ以外には充実していて幸せを実感できていると思います。SDGsという経済的な単語に踊らされることなく自然環境を大切にし、その結果健康を取り戻し、直感を信じられるようになり、ネットを利用した「信用できるコミュニティ」で情報収集し、ほんとうに気の合う人たちとだけ繋がる、最後に、あらたな政策が提示され小さな経済が回り出すことができれば、大きな経済を必要とする層にはない幸せを手にいれることができるようになると思っています。
ここに記した「信用できるコミュニティ」(もしかしたら信用できるアーカイブと言ってもいいのかもしれません)こそ、文化であり伝統であり芸術でもあると思っています。これまで経済を大きく動かせることだけを優先した結果、小さな経済の一部でしかない文化や伝統や芸術が、生きているひとの幸せを生んでいるという事実に気がついて、実は大切にすべきものだと再認識することが、2020年代に課されたルネッサンスだと思ってます。
ただひとつ懸念することは、時代は繰り返すという言葉で終われせずに、実際に成長しアップグレードする時だと思います。老害にならないように、そして、老害に負けないように、日々学習し成長を続けたいと思います。
2023年も、宜しくお願い致します。
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