立春

今年で13年を迎えることができました (2006年2月からスタートした映像制作)

 

日本の暦では、12年(干支)でひとまわりという思想もある。

その思想からすれば、13年はふたまわり目という感じだろうか、

経済環境は厳しいままだが、いい意味で新しい歳を迎えることができたと思う。

 

CM制作や映画、番組、イベント映像などいろいろとつくってきました。そして、プロジェクトごとに都度メンバーをアサインしてきました。

撮影ができるひと、編集できる人、AE(アフターエフェクト)できる人、イラストや画像加工できる人、制作といってもいくつもの工程があり、職人的に得意なものをもっている人たちが、適時作業してつくるのが、映像制作でした。

 

しかし、2000年ももう1年で20周年を迎える今、映像制作の工程で必要なそれぞれのファンクションという考え方ではなく、完成品に関わる全ての人が(支援して頂ける方々も含め)、表現者でなければならないという思いです(制作に口をださないという投資家であっても、表現者としての精神性がなければその作品をつくることはできないとをこれまでの経験から感じています)

 

表現手法は、個々に異なっていてよく、言葉(文章)で表現する、絵で表現する、動き(動画)で表現する、音で表現する、構成(ストーリー)で表現する、などなど様々な表現者が完成品に向けて表現を駆使しそれをあわせていく、そういうものになってなければ、もう次の世代にも残る映像作品にはならないだろうと思っています。

 

表現者の人たちの多くは、たぶん、次の世代、未来に残るものをつくろうと考えているでしょう。

未来のことより、いま儲かるものをつくり、老後の生活を安定させようと思っているものは、表現者ではなくビジネスマンであり、どちらかといえば(大量に)消費してもらう(映画も含め)ものをつくろうとしていると思われ、表現者の精神性とは異なると感じています。

 

2019年 私たちはあらためて表現者の方々と制作および製作する体制を組み直したいと考えています(ビジネスマンの方々とはあいかわらずうまく付き合えないだろうと未来予測しております)

 

古い考え方と言われるかもしれませんが、表現者として生涯の最後を迎えられればと思っています。

今年もよろしくお願いします。

 

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