インディーズ

インディーズ メジャー(大手)に属さない独立系のことを指します。

私たちが映像作品をつくるとき、売れるものをつくるよりも自らのメッセージを表現するためにインディーズという選択をしてきました。音楽の世界でも昔からメジャーとインディーズというミュージシャンの立ち位置がありましたが、私たちの映像製作も同じです。(昔はパンクバンドと呼ばれたジャンルの方々はインディーズの方が多かったと思います。私たちは過激なメッセージをダイレクトに表現しているわけではありませんが、私たちは映像表現においてわかりやすく共感されやすようにつくってないしむしろ好き嫌いがわかれて当然だと思ってつくっているので、自称パンクだと思っています)

大手から制作の仕事を請けることもありますが、大手は一般消費者の多くに伝え内容をわかってもらう必要(義務)があるので、どうしても制作する内容に制約のようなものがでてきます。その結果、キャッチーでわかりやすく感動させるような感じにつくってしまいがちになってしまうのと同時に、みる側もそういう制作映像を見慣れてしまい、それがドラマや映画の前提と勘違いしてしまっている一般消費者の方がそうとう多くいるようです。

そんななか、俗にいう最近の若者は、それぞれの個性を大事にする傾向があるようです。しかしながら、シニアと呼ばれる世代付近の方々は同じ価値観をもつことをよしとする傾向が高いように思います。ここにきて、この10年くらいの間に多様性ということが生物学のみならず、社会における差別や思考の偏りに対する言葉としてよく使われるようになりました。国籍(言語)も宗教も性別も年代も学歴も経済(職業や年収含む)も関係なくすべて個性として捉え受け入れましょう、という風潮が徐々に高まってきている中、ようやくインディーズである私たちの作品もひとつの個性として受け入れてもらえる日がくるのかもしれないという期待も高まっています。そうなったら、もっともっとつくりやすくなると考えていますし、そう願っています。

 

ジョン・レノン(元ビートルズ 彼は超メジャーなかたです)が生前、愛(LOVE)をもってみんなと接すれば争いごとや戦争などおきなくなるって言っていましたが、まだまだ経済的な支配欲をもった一部の者たちによって争いが繰り返されています。個性の時代になりつつあるなか、経済や共通価値観に縛られることなく、道徳的に倫理的にひとりひとりが幸せを求められる時代になったらいいなと思っています。

 

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